航海日記 ⑰

フランス

 

芸術家が一度は訪れたい国ナンバーワンのフランスにやってきた。

私は小学生から絵を習いにアトリエに通っていたし、高校は美術が毎日二時間ある美術に力を入れている学校に通っていた。社会人になってからも友人のつてを頼ってアトリエに通っていたので、当然フランスは憧れの国だった

。寄港したマルセイユからパリは遠くていけなかったが、それでもフランスの土地に足を踏み入れることができたことがとても嬉しかった。しかし英語で話しかけてもフランス語で返ってくるので言語の不便さは感じる。マルセイユの治安はそんなに良くなかった。街のあちこちでジプシーを見かけたし、前方から手をつないで囲もうとしてくるジプシー集団もいたから歩くのに注意が必要だ。

 

私は街のシンボルでもある教会へ行ったりお店でピザやワインを頼んで楽しいひと時を過ごした。ワインは日本で買うよりもヨーロッパで買う方が安い。私は船に乗ってからワインの味が好きになり寄港地で飲むようになった。

 

続く

 

 

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